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護岸工事で地域を守る|宮崎県の防災・減災への取り組み

有限会社竹下建設は、宮崎県えびの市・小林市・西諸県郡を中心に、護岸工事をはじめとした土木工事を通じて地域の防災・減災に貢献しております。近年、台風や集中豪雨による河川氾濫が相次ぐ中、護岸工事は私たちの暮らしを守る重要な役割を担っています。本記事では、宮崎県における護岸工事の現状と防災・減災への取り組みについて、詳しくご説明いたします。

宮崎県の河川特性と災害リスク

河川工事
宮崎県は九州南東部に位置し、大淀川水系や川内川水系など多くの河川が流れています。特に大淀川流域は年雨量が約2,600mm程度となっており、鰐塚山地や日向山地では2,900~3,000mmの多雨地域となっています。この高い降水量は、6月~7月の梅雨期と8月~9月の台風期に集中しており、水害のリスクが非常に高い地域といえます。
 

水系名 年平均降水量 主な特徴
大淀川水系 約2,600mm 宮崎県最大の河川、下流域で氾濫リスクが高い
川内川水系 約2,200mm えびの市・小林市を通る、流域が広範囲
小丸川水系 約2,800mm 山間部を流れ、急勾配で水位上昇が速い

「参照:大淀川の主な災害|宮崎河川国道事務所」
 

近年の主要水害事例

宮崎県では過去に数多くの水害を経験しており、特に印象深いものとして以下のような災害が挙げられます。平成17年9月の台風14号では、県内に記録的な豪雨をもたらし、連続雨量が青井岳で1,144mm、霧島で1,374mmに達し、3日間で年間降水量の1/3超を記録しました。この際、大淀川の基準地点柏田で9.89m、上流樋渡地点で10.65mと計画高水位を上回る観測史上最高水位を記録し、浸水面積3,321ha、浸水家屋4,706戸の甚大な被害が発生いたしました。
 

護岸工事の役割と重要性

護岸工事は、河川や海岸の岸辺を保護し、波や流水による侵食を防ぐための重要な土木工事です。コンクリートや石材などの構造物を設置することで、洪水時の水圧に耐え、堤防の決壊や河岸の浸食を防止します。宮崎県のような多雨地域では、特にその重要性が高まります。
 

護岸工事の種類 工法概要 適用場面
張り石護岸工法 自然石を積み上げて護岸を形成 景観を重視する場所、緩流域
コンクリートブロック護岸 プレキャスト製品を組み合わせ 都市部の河川、急流域
植生護岸工法 植物の根と土砂を組み合わせた緑化工法 環境配慮が必要な場所

「参照:護岸工事とは?|河原井」
 

治水機能の向上

護岸工事の最大の目的は治水機能の向上にあります。河川の流下能力を向上させ、洪水時の水位上昇を抑制することで、越水や堤防決壊のリスクを軽減します。また、河床の維持管理も重要な要素で、定期的な浚渫作業と併せて護岸の健全性を保つことが求められます。
 

宮崎県の防災・減災施策

宮崎県では、国土強靱化の一環として「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を推進してきました。この施策では、河川における洪水対策や緊急時の避難対策の強化に重点を置いています。特に流域治水の考え方を導入し、河川管理者だけでなく、地域住民や企業、自治体が連携して水災害に備える体制を構築しています。
 

対策区分 主な取り組み内容 期待効果
ハード対策 河川改修、護岸工事、遊水地整備 洪水被害の軽減、流下能力の向上
ソフト対策 洪水ハザードマップ作成、情報伝達体制整備 避難行動の迅速化、被害の最小化
健全度評価 河川管理施設の定期点検・診断 予防保全による長寿命化

「参照:宮崎県内における流域治水の取組|宮崎県」
 

川内川水系における取り組み

えびの市・小林市を流れる川内川水系では、河川整備基本方針に基づいて順次改修が進められています。川内川は加久藤盆地を流れる際に河道幅が狭くなる箇所があり、このボトルネック現象が洪水時のリスクを高めていることから、護岸工事と併せて河道拡幅工事も実施されています。これらの工事により、基準地点における基本高水ピーク流量の安全な流下を確保することを目指しています。
 

施工管理と品質確保への取り組み


護岸工事においては、設計段階から施工・維持管理まで一貫した品質管理が重要です。特に宮崎県のような急峻な地形と激しい降雨が特徴的な地域では、より高い技術力と品質管理が求められます。私たち建設業者は、常に最新の技術動向を把握し、適切な材料選定と施工手順の確立に努めています。
 

施工における主要な管理項目:

  1. 基礎地盤の適切な処理と支持力の確認
  2. 使用材料の品質確認と施工前試験の実施
  3. 施工時の安全管理と環境への配慮
  4. 完成後の機能確認と維持管理計画の策定

 

技術課題 対応方法 技術的な工夫
軟弱地盤での基礎工事 地盤改良・杭基礎の採用 事前調査による最適工法選定
急流河川での施工 仮締切工法・分割施工 洪水期回避のタイミング調整
環境配慮と治水機能の両立 多自然川づくり手法の採用 生物多様性に配慮した設計

「参照:多自然川づくり|環境展望台」
 

品質管理システムの構築

護岸工事の品質確保には、各段階での適切な検査・試験が重要です。特にコンクリート構造物では、材料の配合設計から打設・養生に至るまで、厳格な品質管理を実施しています。また、完成後も定期的な点検を行い、早期に変状を発見して適切な補修を実施することで、長期間にわたって機能を維持することが可能です。
 

建設業界の課題と今後の展望

宮崎県の建設業界では、2024年問題と呼ばれる働き方改革への対応が進んでいます。建設業特有の長時間労働を改善し、休日の確保や労働環境の向上に取り組んでいます。また、ICT技術の導入により、施工の効率化と品質向上を図っています。これらの取り組みは、護岸工事をはじめとした土木工事の現場でも積極的に導入されています。
 

導入技術 活用効果 導入状況
BIM/CIM 3次元データによる設計検証 大規模工事で先行導入
ICT建設機械 施工精度向上・作業効率化 土工事現場で普及拡大
ドローン測量 迅速な現況把握・安全性向上 測量業務で標準的に使用

「参照:建設業界の最新動向2025|建設IT NAVI」
 

地域密着型企業の強み

地域に根ざした建設会社である竹下建設のような企業は、地域の特性を熟知していることが大きな強みとなります。現場の地質条件や気象条件を十分に理解し、地域住民との連携も密に行っています。これにより、技術的に最適なソリューションを迅速に提供することが可能です。また、緊急時の対応でも地元企業としてのフットワークの軽さを活かし、地域の安全・安心の確保に貢献しています。
 

まとめ

護岸工事は、宮崎県の防災・減災において欠かせない重要な取り組みです。気候変動により激甚化する自然災害に対応するため、技術の進歩と品質管理の向上を図りながら、地域の安全を守る責任を果たしています。有限会社竹下建設では、これまでの経験と技術力を活かし、えびの市・小林市・西諸県郡の皆様の安全・安心な暮らしを守るため、今後も護岸工事をはじめとした土木工事に全力で取り組んでまいります。
流域治水の考え方が浸透する中、ハード対策とソフト対策の組み合わせによる総合的な防災・減災対策が求められています。私たちは地域密着型企業として、地域の特性を理解した上で最適なソリューションを提供し、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。今後とも関係各位のご理解とご協力をお願いいたします。

採用情報

土木工事・型枠工事は宮崎県えびの市の『有限会社竹下建設』へ
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